排卵日とおりものの関係

おりもので排卵日を予測する事ができるってしっていましたか?
おりものは時期によって粘度が変化します、 28周期を例に考えますと、生理開始日から8〜10日頃から増えはじめますが、 その頃のおりものは、粘りのあるものです。
下着にベトっとする感じやかたまりのあるおりものがつく感じですね。
その後2〜3日すると排卵日が近づき、膣内の水分が多くなりますので、 サラサラのおりものがたくさん出ます。
排卵直前には糸を引くぐらいの粘度の高いおりものになります おりものがこのような状態になるのは、アルカリ性を好む精子が 膣内をスムーズに進み妊娠しやすくするためです。
おりものは、普段は膣内を雑菌から守るために酸性の性質をもっているのですが、 排卵日近くになると、精子をスムーズに運び、受胎を促すためにアルカリ性に 変化するのです。
おりものの変化を観察する事によってある程度、排卵日を予測する事ができます。
この方法を子宮頚管粘液法といいます。

子宮頚管粘液法

 まず排卵日のおりものの特徴をわかりやすく説明します。

・おりものを指につけて伸ばすと10cm近く伸びる場合がある程の粘度がある
・色が卵白のような状態から透明になる
・おりものを水に入れても固まりのまま溶けないという性質がある。
(排卵日以外のおりものは溶けてしまいます)
という特徴があります。

さらさらした粘度のないおりものから排卵直前には糸を引くぐらいの粘度の高いおりものになります。 おりものは個人差があるので何回か自分のおりものを観察して排卵日のおりものを見極めていきましょう。

排卵日が終わると少量の乳白色のおりものが1〜2日分泌されます。

その他の排卵日の症状

排卵出血
排卵の前後に出血が起こることがあります 中間出血ともいいますが、不正出血との見分けがつきにくいのが特徴です 。
不正出血が疑われる場合は、念のために医師の診察を受けましょう
排卵痛
下腹部の左右のどちらか、あるいは両方が痛む、あるいはチクチクするという 場合があります
唾液の粘度が増す
唾液がネバネバするという症状もあります